「産婦人科診療ガイドライン」では、「妊娠41週では分娩誘発を行うか、陣痛発来を待機する」「妊娠42週では原則として分娩誘発を勧める」と記載されています。 当院では羊水に異常なければ41週、羊水量減少があれば早めの分娩誘発を行うことが多いですが、御本人と相談しその都度方針を決めているのが実際のところです。
子供は何週で生まれるの?
産婦人科を受診するとまず最終月経開始日を聞かれ、その日を0週0日として40週0日、つまり280日目が出産予定日です。 ただこの予定日は、排卵が遅れていたり、月経が不順だと大きくずれることも。
臨月 何週目で出産?
40周0日が出産予定日ですが、36週0日から39週6日までの予定日前1ヶ月のことを一般的には臨月と呼んでいるようです」と話すのは、佐藤歩美先生。 37週0日から41週6日までの間に生まれることを「正期産」というので、臨月と正期産は似た表現ですが、同じではありません。
何週から自然分娩できる?
妊娠37週から41週までの出産を正期産となります。 妊婦さんはこの辺りでの出産が多く、分娩の約90%は正期産といわれています。 妊娠36週までの出産を早産、妊娠42週以降の妊娠状態を過期妊娠といいます。 一方、妊娠35〜36週の早産児の生命予後は正期産児のそれと比べて変わらないことが判っています。
出産する時間は何時ごろが多い?
いくつかの研究があるので調べてみました。 ①分娩が多い時間帯は? 135人の自然分娩を調べた研究によると、陣痛発来は夜中の1〜3時が27人(約2割)と多いようです。 また分娩も21時〜2時の間が多く、この間で約1/3の方が生まれていました。