<ヘモグロビンが低いと> 女性は 11g/dl 以下、男性は 13g/dl 以下だと「貧血」と判断されますが、この程度ではほとんど自覚症状はありません。 男女とも 10g/dl 以下になると、「中等症から重症の貧血」で、貧血になると全身の細胞に酸素が行き渡りにくくなり、頭痛やだるさ、肩コリなどの症状を引き起こします。
ヘモグロビン数値が低いとどうなる?
ゆっくりと進行している、あるいは長い期間貧血状態である方に起こりやすい症状として、めまい・動悸・息切れ・慢性的な疲れやすさ・倦怠感・頭痛・顔色が悪い・胸痛などがあげられます。 症状が進むと手の爪がスプーン状に湾曲していたり、口角(唇の両端)に炎症が起きることもあります。
ヘモグロビン 高い どのくらい?
ちなみに2020年度の人間ドック学会の基準では男性ヘモグロビン 正常:13.1~16.3 軽度異常:16.4-18.0 要医療:18.1以上女性ヘモグロビン 正常:12.1~14.5 軽度異常:14.6-16.0 要医療:16.1以上と男性において軽度異常の中に多血症が含まれてしまう、という矛盾があり注意が必要です。
貧血 数値 どのくらい?
一般に血液の濃さは血中のヘモグロビン濃度で表されますが、男性では13.0g/dl、女性では12.0g/dl以下になると貧血と診断されます。
貧血 どのくらい続く?
2週間程度で貧血は改善傾向を示すことが多いため、治療開始1か月以上経過しても自覚症状の改善が無ければ、慢性出血の有無や、鉄欠乏性貧血以外の貧血でないかを確認する必要があります。 鉄剤の内服でヘモグロビンは1-3か月で正常化していきます。