ひきつけとは自分の意思とは無関係に、突然手や足が突っ張り、全身を硬直させる状態のことをいいます。 ひきつけはけいれんと同じ意味で使われていますが、一般的には小児のけいれんに使う場合が多くなっています。 脳の神経細胞が異常に興奮した場合や、脳になんらかの異常がある場合などに起こると考えられています。
ひきつけ どんな感じ?
手足がガクガク震えて意識を失う状態のことを『ひきつけ』ということが多いようです。 『ひきつけ』は医学的には『痙攣(けいれん)』といいます。 痙攣には色々なタイプがありますが、一時的に呼吸を止めて体を固くしたり、手足がガクガク震えて意識を失うものを『ひきつけ』ということが多いようです。
ひきつけが起きたらどうするか?
衣服をゆるめ、楽に呼吸ができるようにします。 けいれんを起こしている間は、強く揺さぶったり、無理に押さえつけたりしません。 けいれんを起こしている間は、ベッドからの転落を防いだり、周りの玩具を遠ざけるなど、こどもの安全を確保します。 吐くときは、吐いたものが気管に入らないように、からだを横に向け、気道を確保します。
熱性痙攣はどんな時に起こる?
熱性けいれんは、6カ月〜5歳ころのお子さんが急な発熱に伴って意識障害、けいれんを引き起こす病気です。 通常38℃以上の発熱時で急激に体温が変化するときに起こり、発熱後24時間以内に起こすことが多いです。
ひきつけ 何科?
心配しすぎる必要はありませんが、熱性けいれんのある人はかかりつけの小児科医にご相談ください。 子どもはけいれんを起こすことが多く、その原因はさまざまです。 最も多いのは熱性けいれんですが、熱がなくてもけいれんを繰り返す小児てんかんもあります。