ヒトの目をカメラに例えると、角膜と水晶体はレンズの部分。 角膜は黒目の一番外側、その中に水晶体があります。 角膜と水晶体はよく似たはたらきをしていて、見える世界をゆがまないように光の屈折を調節して、網膜に映し出すという大切な役割を持っています。
カメラと人間の目の共通点は?
眼の場合は、角膜と水晶体によって凸レンズ系が構成され、視界が網膜上に倒立像として結像されます。 つまり、眼の角膜と水晶体の組合せがカメラの撮影レンズの機能に対応しており、結像光学系としての基本構成は共通しています。
眼球のカメラ構造は?
目の虹彩はカメラの絞りに、水晶体はレンズに、網膜(黄斑)はフィルムに相当します。 (下線部にマウスを当てると下のイラストでその場所を確認できます。) 実際にものを見るときは瞳孔から目に入った光が虹彩で調節され、ピントを調節する水晶体で屈折、透明なゲル状の硝子体を通過して、網膜の黄斑に焦点を結びます。
水晶体の色は?
水晶体は年齢を重ねると黄色がかってきます。 これは有害光線から目を守るためですが、加齢とともにその黄色は濃くなり80歳代になるとビール瓶のような濃い茶色になることがあります。
目の角膜はどこ?
1.角膜・強膜(かくまく・きょうまく) 角膜は眼球の前方にあり、血管の無い、無色透明な組織です。 角膜のはたらきは、光を眼球内に透過させて、光を屈折させています。 強膜は角膜とつながっていますが、透明ではなく白色をしており、眼球の白目の部分が強膜になります。