「後陣痛」とは、出産後に子宮が元の大きさに戻ろうと急激に収縮するときに発生する痛みのことです。 陣痛のときのような痛み(ギューッという下腹部の痛み、生理痛のような痛み等)を感じる方が多いため、そう呼ばれています。 痛みのピークは出産直後~3日程度と言われています。 個人差はありますが、産後4週間くらい続くでしょう。
後陣痛ってどんな痛み?
後陣痛の痛みの感じ方には個人差があり、痛みが少ない人もいれば、生理痛のような痛みや、陣痛のような激しい痛みを感じる人までさまざまです。 そして、痛みが強いことで、日常生活に支障をきたすこともあります。 また帝王切開で出産した場合も、産後の子宮収縮は起こるため後陣痛はみられます。
後陣痛の症状は?
症状 産後から、お腹の周期的な陣痛に似た痛みがあれば、後陣痛と考えられます。 子宮が大きく引き延ばされた場合(双子、三つ子の分娩や羊水過多など)や、経産婦は、痛みが強くなる傾向があります。 また、授乳の際に痛みが強くなるのが特徴です。
後陣痛 なぜ痛い?
後陣痛の原因としては、胎児と胎盤などの付属物が娩出(べんしゅつ)された後に急速な子宮収縮が始まり、子宮内圧の消失という物理的原因とプロスタグランジン、オキシトシンなどの薬剤が関係した急激な子宮収縮と考えられています。 初産婦に比べて経産婦のほうが症状が強いのが特徴で、授乳によって子宮収縮が強くなるために痛みは増します。
後陣痛 2人目 痛い なぜ?
調べてみると、後陣痛の痛みは初産婦よりも経産婦の方が強いのだとか。 しかも2人目3人目と出産の回数が増すごとに痛みも強くなるというのです。 これは初産に比べて子宮が収縮するのが早いためだそうです。 また、授乳中に出るオキシトシンというホルモンが子宮収縮を促すため、授乳中は後陣痛がより強くなります。