風邪のウイルスなどに感染するとのどの細胞が破壊され、炎症が生じます。 この炎症が、痛みや腫れの原因になるのです。 炎症が起こる原因はウイルスや細菌の感染だけではありません。 タバコの煙や花粉、ほこりなどにさらされ続けたり、過度のお酒や香辛料による刺激を受けたりすることでも炎症は起こります。
喉が腫れるとどうなる?
腫れが起こると、腫れた部分のまわりの神経を刺激するため、痛みが発生します。 この炎症がのどに起こると、つらいのどの痛みを引き起こします。 のどが潤っていると、のどの粘膜が外敵の侵入を防いでくれますが、のどが乾燥していると外敵が侵入しやすくなり、炎症が起こりやすくなります。
喉の腫れ 何科に行けばいい?
扁桃炎や扁桃周囲膿瘍はものを飲みこむときの強い痛みがあります。 喉頭炎は声がかれます。 急性喉頭蓋炎は強く腫れると気道をふさぎ呼吸困難になることがあるので注意が必要です。 のどに痛みがあり、呼吸がつらいと感じたら直ちに耳鼻咽喉科医を受診してください。
扁桃腺が腫れたらどうなる?
38~40度近くの高熱を伴い、のどが痛み、赤く腫れて食べ物や飲み物、さらには唾液まで飲み込めなくほど辛くなる場合もあります。 扁桃腺には白い斑点の膿が付着し、それが広がって全体が白く覆われます。 その他の症状としては、高熱による頭痛や関節痛、悪寒。 さらに首のリンパが腫れ、耳まで痛くなることもあります。
喉の腫れ いつ治る?
ほとんどの場合、1週間程度で治ります。 うがいをこまめに行うことも重要です。 細菌が原因の場合には抗生剤を用います。 その上で症状に合わせて解熱剤、消炎鎮痛剤などを処方します。