日本で最初に「花粉症」として診断された例は、戦後の1961年(昭和36年)になってからです。 それまでにも花粉によるアレルギー反応は多少なりともあっただろうと推測されていますが、それらはまだ「花粉症」とは認知されておらず、明確に「花粉症」として報告され、研究が進んだのは戦後からです。
花粉症 日本だけ なぜ?
日本で花粉症患者が増えた一番の理由、それは戦後の日本でスギやヒノキの木が大量に植林されたことが挙げられます。 昭和の日本では、戦後の復興や新たな都市開発などで大量の建築資材が必要となり、国が中心となって積極的にスギやヒノキの苗木を植林しました。
日本 花粉症 いつ?
実は1年中飛散しています。 日本ではスギ花粉やヒノキ花粉の花粉症に悩まされている人が多いため、「花粉症といえば春」と思われているかもしれません。 でも実際には、初夏から秋にかけてイネ科やブタクサ属などの花粉が広い地域で飛散しており、花粉症は1年中注意が必要です。
スギ花粉 いつから始まった?
歴史 1963年に斎藤洋三が春に目や鼻にアレルギー症状を示す患者の存在に気づき、その原因がスギ花粉であることを10月にアレルギー学会総会で発表(1964年に「栃木県日光地方におけるスギ花粉症 Japanese Cedar Pollinosis の発見」という論文を発表した)。
花粉 いつの時代から?
花粉アレルギー(花粉症)のルーツ 私たち人類はいつから花粉症に悩まされているのでしょう。 花粉症の歴史は古く、紀元前1800年代のバビロニア(現在のイラク南部。 チグリス川とユーフラテス川下流の地域)の呪文に、花粉症らしき症状が記されています。