①第1度会陰裂傷:会陰皮膚および腟粘膜のみに限局。 ②第2度会陰裂傷:会陰筋層の裂傷を伴うが、肛門 括約筋 かつやくきん は損傷されていない。 ③第3度会陰裂傷:肛門括約筋の断裂が認められる。 ④第4度会陰裂傷:裂傷が肛門粘膜や直腸粘膜に及んでいる。
会陰裂傷のリスクは?
若年もしくは高年の初産婦さん、軟産道強靭、手術瘢痕などでは、会陰の伸展力が低下するために会陰裂傷リスクとなります。 会陰裂傷は、墜落分娩や鉗子・吸引分娩など、会陰が伸展する前に出産に至った場合や、出産の際に分娩介助者(助産師・医師)がおこなう会陰保護がうまくおこなわれなかった場合に起こります。
会陰裂傷の症状は?
中~高度の会陰裂傷をおこした場合、便が漏れる、 ガスと便の区別がつかない、直腸膣痩があるなど症状は様々であるが、外科的処置が必要になる。 長期間に肛門括約筋が退縮していたり、瘢痕化して硬くなっていたり、肛門機能を伴うものだけに、完全に元通りというのは困難な場合もある。
会陰切開 裂傷 どっち?
自然に裂ける傷の方が神経を傷つけにくく、縫合後の痛みと違和感が少なくなりますが、かなり深い大きな会陰裂傷であれば会陰切開の方が楽であったりと一長一短です。 「体重を増えすぎないようにする」・「会陰マッサージをする」・「分娩時に落ち着いて助産師の指示の行動をする」。
会陰 切れる 何科?
女性生殖器の痛みの原因として、外陰部の皮膚疾患や腫瘍、子宮内膜症、子宮筋腫、分娩後会陰裂傷などが挙げられます。 これらは婦人科や皮膚科で治療を受ける必要があります。