① 本来は保険診療により一定の自己負担額において必要な医療が提供されるにもかかわらず、患者に対して保険外の負担を求めることが一般化し、患者の負担が不当に拡大する恐れがある。 ② 安全性、有効性等が確認されていない医療が保険診療と併せ実施されてしまうことで、科学的根拠のない特殊な医療の実施を助長する恐れがある。
混合診療はなぜいけない?
そもそも、混合診療を禁止とした目的は何だろうか? 最大の目的は、悪徳医師が情報格差を利用し、患者に不適切な治療を強いるのを防ぐことだ。 医師と患者に情報格差がある以上、一定の規制は必要である。 しかしながら現在、混合診療の規制緩和を求める患者の多くは、状況がわからないまま治療を受けさせられたわけではない。
混合診療 反対 なぜ?
混合診療を禁止する理由としては、支払い能力によって自由診療にアクセスできる人とで きない人が生じるといった医療格差をめぐる公平性の問題 1)、安全性や有効性が担保され ていない医療技術の拡散、医師と患者の情報の非対称性によって患者に不利な診療が行われ る可能性、などが挙げられる。
混合診療 解禁 いつ?
日本政府は、医療分野で混合診療を大幅に拡大する「患者申出療養」を打ち出し、2016年4月1日から実施が開始しました。 名称は異なりますが、事実上の「混合診療」の導入です。 2016年以降、医療保険・医療共済の重要性が格段に上昇します。
保険証 使えない なぜ?
健康保険は病気やケガをしたときの治療に対して使うものとされているので、単なる疲労や肩こりのような、病気やケガとは認められない場合には健康保険は使えません。 ただし同じような疲労や肩こりを対象とするものであっても、身体の異常が疑われ、治療が必要とされる場合には健康保険が使えます。