痛みが伴わない「いつのまにか骨折」では、骨折に気付かずにそのまま放置してしまう場合があります。 すると、折れた周辺の骨に余分な負荷がかかり、次々と連続的に骨が折れてしまう「負のスパイラル」が起きてしまいます。 症状が進行すると、だんだん身体を支えることができなくなり、寝たきりの状態を招いてしまいます。
いつの間にか骨折 場所?
いつの間にか骨折とは 必ずしも激しい痛みを伴わず、無症状であることも多く、特に背骨(胸椎、腰椎)や骨盤に多い骨折です。
いつの間にか圧迫骨折?
「いつのまにか骨折」は、特に背中が痛くなった経験がないにもかかわらず、レントゲン検査をしてみると気付かないうちに背骨が折れていた(押しつぶされるように変形している)という状態です。 いつのまにか骨粗しょう症性脊椎圧迫骨折が起こっているのです。
いつの間にか骨折 年齢?
50歳代ころから 手関節骨折や脊椎の椎体骨が骨折しやすくなり、70歳代となる と大腿骨(太ももの骨)近位部の骨折が増えてきます。 大腿骨近位部の骨折は寝たきりの原因として脳血管障害に次 いで多く、その20%の方は骨折後1年以内に亡くなるといわれて います。
骨折 痛み 何日?
免疫細胞の活動と血流量の増加によって、骨折部位の周囲は腫れて圧痛を生じます。 炎症期は骨折後2〜3日で活動のピークを迎えますが、治まるまでには数週間かかります。 骨折した人が経験する初期の痛みのほとんどは炎症期のものです。 修復期は骨折から数日のうちに始まり、数週間から数カ月続きます。