突然耳が聞こえにくくなる場合には、突発性難聴、メニエール病、低音障害型感音難聴、耳管狭窄症・耳管開放症などが疑われます。 特に突発性難聴は、発症後1週間以内に、できれば48時間以内に治療を開始することで、治療成績に向上が見られる病気です。 まさに「1日でも早く受診していただきたい耳の病気」と言えます。
急に何も聞こえなくなる?
突然、片側の耳の聞こえが悪くなる突発性難聴 突発性難聴は、突然、左右どちらか一方の耳の聞こえが悪くなる病気です。 すべての年代でおこりますが、20~50代にとくに多くみられます。 難聴という名前がつきますが、まったく聞こえなくなるケースは少なく、耳が塞がったように感じたり、音が小さく聞こえるといった症状が現れます。
突然の難聴の原因は?
突発性難聴の原因 音を感じ取って脳に伝える役割をしている有毛細胞が、なんらかの原因で傷つき、壊れてしまうことで起こります。 有毛細胞に血液を送っている血管の血流障害や、ウイルス感染が原因であると考えられていますが、まだ明らかになっていません。 ストレスや過労、睡眠不足などがあると起こりやすいことが知られています。
耳が聞こえなくなったらどうする?
結論:片耳が聞こえない、聞こえづらいと思ったらすぐに病院で受診を受ける まず右耳や左耳、どちらか片耳が聞こえない、聞こえづらいという違和感を感じたら、すぐにお近くの病院へ行って受診してもらいましょう。 どんな病気であれ、早期発見早期治療をするに越したことはありません。
突発性難聴 いつまで続く?
突発性難聴は急性疾患であり、治療期間の目安は1週間、長くても2週間です。 それ以上、治療を続けても改善は見込めません。