乳房内(にゅうぼうない)に細菌が感染することによっておこる病気です。 多くの場合、産褥(さんじょく)(お産のあと)の2~3週間後に発症します。
化膿性乳腺炎 いつ?
分娩後2週間以後に多くみられます。 乳房の痛み、しこり、腫れ、赤み、熱感、全身の震えや寒気、倦怠感、高熱などを訴えます。 その後、乳房に膿(うみ)のかたまりができます。 乳輪の下にしこりができ、乳輪や乳輪近くの皮膚から膿(うみ)が出ます。
乳腺炎 いつなりやすい?
乳腺炎は「乳腺に炎症が起きている状態」です。 産後3か月以内、特に産後2-3週間で起こることが多いと言われていますが、授乳期間中ならいつでも起こる可能性があります。 症状としては乳房の熱感、痛み、腫れ、風邪のような全身の不調(発熱や倦怠感(だるさ))が出てきます。
乳腺炎 高熱 何日?
乳房緊満でも39度まで熱発する事がありますが、大体の場合は1日〜2日で良くなります。 1日、2日経過しても熱が下がらなかったり症状が良くならない場合には感染線乳腺炎や化膿性乳腺炎の可能性を考える必要がありますので注意が必要です。
急性化膿性乳腺炎 何科?
一般的な乳腺炎には授乳期に乳腺に母乳が溜まって起きる急性うっ滞乳腺炎と、細菌感染による急性化膿性乳腺炎があります。 授乳期の急性うっ滞乳腺炎が疑われる場合には、まず産婦人科への受診をお勧めします。 ここでは急性化膿性乳腺炎について説明します。
うっ滞性乳腺炎 いつ?
これを急性うっ滞性乳腺炎といいます。 通常は、乳管の発育が未熟で乳汁の通過が悪く、乳汁がうっ滞しがちな、授乳に不慣れな若い初産婦(しょさんぷ)の出産後1~2週間、すなわち産褥期(さんじょくき)の早期に発症することが多いものです。
何時間で乳腺炎?
授乳の間隔が3時間以上空いてしまうと、作られた乳汁がうっ滞して、乳腺炎を起こしやすくなります。 前の授乳から3時間以内を目安に、こまめに授乳するようにしましょう。 回数を多く授乳している内に治る場合もあります。
乳腺炎 膿 何色?
急性化膿性乳腺炎の場合は、悪化のペースが早いため、短時間で38℃以上の高熱や、わきの下のリンパ節の 腫脹 しゅちょう (腫れること)などの症状も同時に出現することがあります。 また、乳輪近辺の皮膚から排膿(白〜黄色がかった、もしくは微量の血液混じりの、粘稠な液体が分泌されます)がみられることもあります。
乳腺炎 抗生剤 何日分?
また、「乳腺炎」で保険適応があります。 通常は7日間の服薬で軽快しますが、症状が改善しない場合は化膿性乳腺炎に移行した可能性も検討します。