心筋梗塞症急性期には全例で酸素投与を行う。 通常は経鼻カニュレまたはフェイスマスクにより2〜5 L/分で開始する。 酸素投与により虚血心筋障害が抑制する可能性があり86)、またST上昇が抑制されることも報告されている87)。
心筋梗塞 何科を受診?
循環器内科病院とは、主に心臓や血液に関連した病気に対応しています。 心筋梗塞や心臓弁膜症などの治療にも対応します。
急性心筋梗塞 なぜ?
心筋梗塞の原因の大部分は、動脈硬化です。 高血圧や脂質の過剰摂取などのさまざまな要因で血管が柔軟性を失い、硬くなってしまう現象を動脈硬化と言います。 動脈硬化が進むと、血管壁が厚みを増し、血管の内径が狭くなります。 こうして血流が悪くなった状態が、狭心症です。
心筋梗塞による胸痛緩和に主に使用するのはどれか?
硝酸薬(ニトログリセリンなど)は、冠動脈と末梢血管を拡張させる働きがあります。 ニトログリセリン舌下錠は吸収が早く、舌の下へ入れると数分で胸痛が治まります。
心筋梗塞 硝酸薬 なぜ?
【硝酸薬】 硝酸薬は生体内で一酸化窒素(NO)を放出して血管平滑筋を弛緩させ、血管、特に静脈を拡張させて心筋の前負荷を減少させます。 これにより心臓の仕事量が減少し、酸素需要が減少します。 また、硝酸薬は太い冠動脈を拡張させるため、狭窄や攣縮を解消し、その下流の心筋組織への血流を回復させます。