脊柱管狭窄症の症状脊柱管狭窄症は頚椎ないし腰椎に発症することが多い疾患です。 頚椎に生じた場合には、手足のしびれや運動障害を自覚するようになります。 例えば、お箸が使いにくい、字が書きにくい、ボタンが掛けにくいといった上肢の症状に加えて、歩きにくい、ふらつく、階段が上り下りしにくいなどの下肢の症状も出現します。
脊柱管狭窄症がひどくなるとどうなる?
腰部脊柱管狭窄症が進行すると、仰向けになっても足のしびれが起こって、からだを横にして背中を丸めないと眠れなくなるほか、排尿・排便障害を起こすこともあります。 痛みの度合いがそれほど強くないからと放置していると、病気が進行し日常生活に支障をきたすというリスクが。
脊柱管狭窄症 ほっとくとどうなる?
病状により、安静にしていても足に痛みやしびれが生じることがあります。 神経の障害が進行すると、筋力が低下することがあります。 症状が悪化すると、会陰部の感覚障害や頻尿、残尿感がみられる場合があります。 足の痛みやしびれを、加齢による症状だからと放置せず、違和感を覚えたらかかりつけ医または整形外科を受診しましょう。
脊柱管狭窄症は治りますか?
保存治療で4割ほどの患者さんで症状が改善すると報告されています。 基本的にはいきなり手術をするのではなく、まずは手術以外の治療法(保存治療)を行って症状が軽快することを目指し、それでも症状が改善しない場合に手術を検討します。
脊柱管狭窄症は難病ですか?
この病気は、厚労省の特定疾患(難病)に指定されています。 腰部脊柱管狭窄症になると、長距離を歩くことで腰痛や脚のしびれ、痛みなどの症状が起こります。