腰部脊柱管狭窄症が進行すると、仰向けになっても足のしびれが起こって、からだを横にして背中を丸めないと眠れなくなるほか、排尿・排便障害を起こすこともあります。 痛みの度合いがそれほど強くないからと放置していると、病気が進行し日常生活に支障をきたすというリスクが。
脊柱管狭窄症は難病指定ですか?
主に、腰椎のみが狭くなる「腰部脊柱管狭窄症」と、頚椎、胸椎、腰椎の広範囲にわたり脊柱管が狭くなる難病「広範脊柱管狭窄症」があります。 この病気は、厚労省の特定疾患(難病)に指定されています。
脊柱管狭窄症はどうしてなるんですか?
主に加齢が原因になっており、老化現象だとも言えます。 脊椎の変形、椎間板の腫れ、黄色靱帯の肥厚などで脊柱管が狭くなり、脊髄や血管が圧迫されて発症します。 高齢者に多く、若い時期に重いものを持つなど腰への負担が大きい仕事をしてきた経験があるとリスクが上昇します。
脊柱管狭窄症は何科を受診?
脊柱管狭窄症では、圧迫の程度や自覚症状、日常生活でどのぐらい困っているかなどによって、最適な治療法が異なります。 いつまでも健康に過ごすために、自己判断はせず、つらいと思う症状がある場合には早めに整形外科を受診し、治療法について相談しましょう。
脊柱管狭窄症は歩いてもいいですか?
腰を曲げて休むと血液が流れやすくなるので、痛みやしびれが低下して再び歩けるというわけです。 治療は歩行障害のある人に限られ、多少痛くても30分も歩けるような人には運動をおすすめします。 一方、歩行がある程度制限される人には、神経周囲の血流を良くする薬を処方します。