腰部脊柱管狭窄症の原因は一つではありません。 一般的には腰を使う作業の繰り返しや肥満などで腰椎に負担がかかり、黄色靭帯が肥厚し神経が圧迫されることが原因として考えられています。 この他にも骨粗鬆症による圧迫骨折や側弯症などで骨が変形することで、骨や椎間板により神経が圧迫される場合もあります。
脊柱管狭窄症の治し方は?
脊柱管狭窄症の治療法 保存療法保存療法としては、局所麻酔剤などを注射する神経ブロック、鎮痛薬や血行を促進する薬などによる薬物療法、コルセットなどを装着する装具療法、腰回りの筋力を維持して症状を緩和するためのストレッチやリハビリテーションなどがあり、症状が軽い場合は保存療法で改善することもあります。
脊柱管狭窄症って治りますか?
長い時間が経過すると、それだけ狭窄が強くなる可能性が高いです。 しかし、痛みの程度は狭窄の程度と必ずしも一致しないので、症状については、投薬などの保存治療を長期間受け続けた場合、2~3割のケースで改善することが分かっています。 狭窄した脊柱管を広げ、根治を目指す場合、手術が必要です。
脊柱管狭窄症とはどういう病気ですか?
脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。 年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなって(狭窄)、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。
脊柱管狭窄症の治療期間は?
通常では術後7-14日目に退院となります。 退院後は定期的に来院して頂き、神経症状の診察と腰椎X線撮影による胸椎のチェックを行います。 術後の通院は、3-12ヶ月程度必要となる事が多いです。 仕事や学業への復帰は術前の症状にもよりますが、通常は術後1-2ヶ月が一応の目安です。