甲状腺疾患と骨粗しょう症の関係ですが、バセドウ病など甲状腺機能亢進症によって甲状腺ホルモンの高い状態が続くと、その甲状腺ホルモンの働きにより骨吸収が進み、骨粗しょう症をきたしやすいといわれています。 また副甲状腺機能亢進症でも骨粗しょう症になります。
甲状腺機能亢進 骨粗鬆症 なぜ?
さらに甲状腺機能亢進症では、尿からのカルシウム排泄の増加や、血液中のビタミンDの活性の低下、腸管からのカルシウムの吸収も低下しており、骨塩量が低下し骨粗鬆症になりやすい状態になっています。
骨粗鬆症はなぜ起こるのか?
加齢に伴って骨の量は減少します 若い人でも極端なダイエットや運動不足、ステロイド剤の服用などの影響で骨粗鬆症になることもあります。 長年の生活習慣(喫煙、アルコール・カフェインの多飲、日照不足など)が原因となることから、生活習慣病との関連も重要と考えられています。
リウマチ 骨粗鬆症 なぜ?
関節リウマチは全身性炎症性疾患である。 リウマチにおける関節破壊は炎症性サイトカインによる局所の破骨細胞分化活性による骨破壊が原因である。 この事はリウマチにおける傍関節性骨粗鬆症の原因となる。 また、これらの炎症性サイトカインは関節局所のみならず全身にも影響を与え全身性骨粗鬆症となる。
糖尿病 骨粗鬆症 なぜ?
したがって、糖尿病が骨粗鬆症の原因となるメカニズムは①高血糖、②酸化ストレス、③インスリン作用不足、④骨におけるインスリン作用過多ということになります。 さらに、糖尿病合併症による視力低下(網膜症)や神経障害による深部感覚障害は転倒のリスクを高めて骨折リスクをさらに増加させます(図3)。