間欠性跛行の原因で見極めが重要なのは「腰部脊柱管狭窄症」と「閉塞性動脈硬化症」です。 両者の鑑別診断は、医師が複数の検査結果をもとに診断します。 この2つの疾患は治療法がことなります。 「腰部脊柱管狭窄症」と「閉塞性動脈硬化症」の両方を患っていることもありますので注意が必要です。
間欠性跛行が見られるのはどれか?
間欠性跛行は、閉塞性動脈硬化症が原因で出現する症状の1つである。 間欠性跛行は下肢の閉塞性動脈硬化症の症状の1つである。 一定の距離を歩くと下肢にしびれや痛みが生じ、しばらく休むと痛みはなくなるが、また一定の距離を歩くと痛みが出現するのを繰り返すことをいう。
間欠性跛行 どんな病気?
間歇性跛行(かんけつせいはこう) 神経性と血管性の二種類の疾患が考えられる。 一定の距離を歩くと、ふくらはぎなどにうずくような痛みやしびれ・疲労感があって歩行が次第に困難になり、しばらく休息すると治まるものの、また歩き続けると再び痛みだすという症状です。 原因として神経性と血管性の2種類の疾患が疑われます。
間欠性跛行の原因疾患は?
間欠性跛行の主な原因として、動脈硬化により血管に十分な血液を送ることができなくなり起こる「閉塞性動脈硬化症」と、脊柱管(背骨に囲まれた管状の空間)内の神経圧迫による「腰部脊柱管狭窄症」があります。 まれに、両者を合併している場合もあります。
血管性間欠性跛行の原因は?
原因として神経性と血管性の2種類の疾患が疑われ、前者は加齢などにより背骨が変形し背骨の神経が圧迫され痛みが生じる腰部脊椎管狭窄症です。 後者は閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)で、脚の血管に動脈硬化が起こって血液の流れが悪くなります。