全身の細動脈を支配している交感神経は常にある程度の緊張を保っており、その終末からは常にある程度のノルアドレナリンが遊離されています。 ノルアドレナリンが平滑筋のアドレナリンα受容体を刺激すると、前述のように(「血管平滑筋細胞へのCa2+の流入」)細胞内のCa2+濃度が上昇して血管は収縮します。
交感神経 皮膚血管収縮 なぜ?
交感神経は、よく 知られているように人体の活動を活発にする神経で、 血管を締める働きがあります。 血管が締まると血流が 少なくなります。 つまり、皮膚の表面を流れる動脈が 収縮し、流れる血液の量が減るので、放熱が抑えられ るわけです。
汗腺 交感神経 なぜ?
温熱性発汗の場合、大脳の正中底部にあ る視床下部が体温の上昇を感知し、「汗をかいて体温 を下げなさい」という命令を出します。 すると、その 命令が自律神経の一つである交感神経を介して全身に 伝わり、交感神経の末端からアセチルコリンという神 経伝達物質が分泌されます。
血管が収縮するとどうなる?
血管が収縮すると血液への抵抗が高くなり、血行のさまたげになります。 また、血管やそれをとりまく筋肉も硬くなり柔軟性がなくなるので血流が悪くなってしまいます。
寒いと血管が縮む なぜ?
寒さを感じると体温の発散を防ごうとするため血管が収縮する。 冬は運動不足になりがちで、肥満になる。 冬場は忘年会や新年会など飲酒の機会も増え、食事による塩分摂取が増える。