現状で不足しているだけでなく、介護人材の需要推計では、2023年度で約22万人、2025年度では約32万人の介護職員が不足すると見込まれています。 この問題を解消するためには年間約6万人の新たな介護職員を確保する必要があります。
介護職 人手不足 いつから?
少子高齢化に伴って高齢者の数は増加するものの、働き手となる人材が少ないのが現状です。 経済産業省の試算によれば、2035年に介護の分野での人材不足は79万人に達するとされています。 現在でも人材不足といわれている中、さらなる人材不足の時代がやってくることになるのです。
介護人材不足 どうなる?
そのなか、介護業界では人手不足によるサービス低下や労働環境の悪化による離職率の上昇、経営状態の悪化が危惧されています。 2021年7月に厚生労働省が公表した介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数によると、2025年度には約32万人、2040年度には約69万人を追加で確保する必要があるとされました。
介護職 人手不足 なぜ?
人材不足の原因としてまず挙げられるのが、介護業界の採用難です。 令和元年度介護労働実態調査(出典:(公財)介護労働安定センター)によると、90.0%の事業所が、人材が不足している理由として「採用が困難であること」を挙げています。 更に同調査では、採用難の主な理由として以下を挙げていることが分かっています。
介護人材不足 何人?
厚生労働省は7月9日、介護職員は近い将来必要になる介護職員数を発表しました。 2019年度時点で介護職員として働いていた人数(約211万人)を基準として、2023年度には22万人ほど積み増した約233万人が必要になるとしています。