さらに禁煙後1年たつと肺機能が改善し、禁煙2-4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3減少します。 肺がんのリスクが低下するのは禁煙5年後以降と少し時間がかかりますが、禁煙して10-15年経てば様々な病気にかかる危険が非喫煙者のレベルまで近づくことがわかっています。
禁煙で一番辛いのは何日目?
禁煙は3週間目が最もつらく
禁煙 いつまで我慢?
禁煙開始後2~3日をピークに禁煙の離脱症状(禁断症状)が現れます。 その後個人差はありますが、症状は緩やかに10~14日ごろまで続きます。 この離脱症状(禁断症状)には、いくつか種類があります。 禁煙開始後数日間は「たばこが吸いたい!」という気持ちが1日数回出現することもあります。
禁煙楽になるのはいつ頃?
禁煙後早ければ1ヵ月たつと、せきや喘鳴などの呼吸器症状が改善します。 また免疫力が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります(イギリスたばこ白書 「Smoking Kills」1998 / IARCがん予防ハンドブック 11巻2007)。 禁煙とはタバコを「吸えなくなる」ことではありません。
タバコを何年吸うと癌になる?
一方、部位別がん罹患リスクでは、過去喫煙者が生涯非喫煙者と同レベルのがん罹患リスクになるまでかかる禁煙年数は異なることが分かりました(膵がん:0-5年、食道がん、腎盂・尿管・膀胱がん:6-10年、肺がん:11-15年、胃がん:21年以上)。