緊張するのは「自然な反応」 心や体が張り詰めた状態である緊張には自律神経のバランスがかかわっています。 普段は交感神経と副交感神経が適度なバランスで働いていますが、不安を感じると交感神経が優位になり、筋肉が緊張して震えたり、顔が赤くなったり、心臓がドキドキしたり、汗をかいたりと、体に反応が表れます。
あがり症のきっかけは?
アルコールの過剰摂取によるもの 前の晩、飲み会でハシゴをしたら、翌日の朝礼のスピーチでひどく震えたなどということが起こり得ます。 一度震えるとトラウマになって、また震えたらどうしようと不安になって(予期不安といいます)緊張感が高まると、そのために更に震えや動悸が悪化して、本格的なあがり症へと発展していきます。
緊張した時の体の変化は?
しかし、緊張がすぎて交感神経が活発になりすぎてしまい悪い影響が 出ることがある。 例えば、判断力が鈍り、皮膚が荒れ、内臓の働きも悪くなる。 バランスをと る筋肉細胞は緊張して動作がぎこちなくなり、毛細血管は収縮して血行が悪く、手足が冷たく なったり、顔色が悪くなったり、イライラが募ったりする。
緊張した時の症状は?
緊張というストレスが発生するとアドレナリンが多量に分泌し、さまざまな症状を引き起こします。 汗が止まらなかったり、ドキドキ、バクバクと心臓の鼓動が速くなったりするのはこのためで、時には過換気の状態が続き二酸化炭素が最適な値から低下します。 過換気になると息苦しさを感じたりすることも。
緊張しすぎるとどうなる?
そのため、常に緊張感を強いられ体や心は不調に苛まれることになります。 例えば、疲れやすく眠れなかったり、頭痛や吐き気、めまい、肩こりなどに悩まされていたり、いつも落ち着かず、集中力や記憶力が低下したりイライラしたりすることがよくあります。