負荷試験で食べる量(=目標量)を予想される食物アレルギーの重症度によって、医師が決めて、それを30分間程度の間隔で、何回かに分けて食べます。 例えば3回に分ける場合は、1回目は目標量の1/8、30分待って何も症状がでなかったら、2回目は目標量の3/8、そして、何もなかったら30分後に目標量の1/2という具合です。
負荷試験 何回?
摂取をして30分後に全身状態を確認します。 そこでアレルギー症状の出現などがなく、問題がなければ次の量を摂取します。 また30分後に全身状態の確認→問題なければ摂取 の繰り返しです。 3-4回30分ごとに摂取します。
経口負荷試験 いつから?
一般的にはいつから出来るという基準はありません。 しかし、離乳食が開始される前である生後5ヵ月頃に行われることが多いです。 重症のお子様はそれより前に検査することもあります。
アレルギー 負荷試験 どのくらい?
① 少量から負荷試験食品を食べる。 その後、20分~30分間で症状が出るか観察します。 ② 症状が出なければ、目的量に達するまで1回から数回に分けて食べ進めてゆきます。 症状が出た時点で中止となり、必要に応じて治療をいたします。
アレルギー負荷試験 いつまで?
乳幼児の食物アレルギーは耐性(いつ食べてもアレルギー症状を起こさない)を獲得しやすいのです。 3歳で50~70%、6歳で90%は耐性を獲得すると報告されています。 とくに、1歳を過ぎたら積極的に食物負荷試験により除去食解除を検討すべきです。 3歳位までは半年に1回、以後は年1回の再検討が必要です。