じょうみゃく‐べん〔ジヤウミヤク‐〕【静脈弁】 静脈の血管壁にある弁。 四肢に多く、心臓に戻る血液の逆流を防いでいる。
静脈はどこにあるの?
じょう‐みゃく ジャウ‥【静脈】 体の各部分から起こって心臓の右心房へはいるものと、肺から出て左心房に入る肺静脈とがあり、前者の血液は静脈血であるが後者の血液は動脈血である。 狭義には肺静脈を除いていう。 静脈管。 せいみゃく。
静脈弁の働きは?
静脈の弁は一方向へ血液が流れるように働きます。 具体的には心臓に戻る向きにはスムーズに開き、血液が足先に逆流しようとすると閉じます。 この弁のおかげで立ったままでも血液が心臓に戻れます(静脈還流)。 静脈弁が壊れると、重力により血液は足先へと逆流し、この圧により静脈は拡張し静脈瘤となります。
静脈とは何ですか?
静脈は、血液が全身の臓器から心臓に戻っていく際に通る血管です。 太い動脈と並行する太い静脈には、しばしば動脈と同じ名前がついていますが、静脈系の経路をたどるのは動脈系の場合より困難です。 名前のない細い静脈が多数集まって不規則なネットワークを形成し、太い静脈につながっています。
静脈に弁があるのはなぜ?
血液は心臓から送り 出され、 心臓へ戻っていきます。 心臓から送り出さ れる血液は、 心臓へ戻っていく血液よりも勢いが強 いため、動脈の壁はAのように厚くなって血圧に耐 えていますね。 心臓へ戻っていく血液は勢いがない ため、血液が逆流しないように、静脈にはところど ころに弁があります。