(1)静脈注射 静脈内に注射針を刺入して薬剤を直接血管内に注入する方法で、薬剤は1~2分のうちに心臓を経て必要な組織に達する。 これには比較的少量(10~50ミリリットル)の薬剤を注入する通常の静脈注射と、大量(500~1000ミリリットル)の薬剤を注入する点滴静注法(点滴注射)がある。
静脈内注射 何度?
静脈内注射は15~20度の角度で刺入する。 各注射の刺入角度はしっかりと覚えておきましょう。
採血の針どのくらい入れる?
医療機関などで主に使用される注射針の太さは、16G(外径1.6mm)~27G(外径0.4mm)です。 検査用の採血に用いるのは概ね21~22G程度、輸血投与用の注射針は18~20G程度、筋肉注射用は21~23Gを使用します。 インフルエンザワクチンなどの皮下注射は26G程度の細い針を使用します。
点滴 速度 早いとどうなる?
注入速度が速すぎると、尿量の増加、動悸などが起こり、呼吸・循環器への負荷が進むと呼吸困難、浮腫、血圧低下などの心不全症状をひき起こす場合もあります。 反対に注入速度が遅すぎると、必要量に達するまで口渇(こうかつ)、尿量の減少、発熱、意識レベルの低下といった脱水症状を起こすこともあります。
皮下注射 何mL?
例えば、皮下注射よりも薬液量が多い場合や、静脈内には注射することができない油性や懸濁性のもの、あるいは刺激性の強い薬剤を筋肉注射することが多いです。 薬液量のことを補足すると、皮下注射では2ml位までが限界ですが、筋肉注射であれば5ml位まで注射をすることが可能です。