抗がん剤や分子標的薬などの薬物によって脳の嘔吐中枢が刺激を受けることで、吐き気・嘔吐を生じます。 抗がん剤や分子標的薬などの薬物治療による吐き気・嘔吐では、投薬直後に突然吐いてしまう、動くと吐いてしまう、乗り物に乗ると吐き気がするなどの症状が見られることもあります。
抗がん剤の吐き気はいつまで続くの?
吐き気・おう吐は、抗がん剤の種類によって、強く出やすい薬もあれば、まったく出ない薬もあります。 一般的に、症状は抗がん剤の投与開始後1~2時間から現われ、翌日に最も強くなり、多くの場合、3日目から軽くなります。 ただし、抗がん剤の組み合わせ方によって違います。
抗がん剤 しびれ いつまで?
出現時期や強さには個人差がありますが、抗がん剤投与後約2〜3週間後から手指や足底に感じることが多いようです。 こうした副作用がいつまで続くのかという点にも個人差があり、抗がん剤治療終了後、症状が改善するまで数カ月から長いときは1年以上かかる場合もあるといわれています。
抗がん剤の副作用はなぜ起こる?
抗がん剤が、消化管粘膜や嘔吐を引き起こす脳の 一部を刺激するために起こります。 抗がん剤により 吐き気の程度はさまざまで、食欲がおちる程度の軽 い症状から、数日間嘔吐が続く場合もあります。 そ の程度に応じてあらかじめ吐き気予防の薬を使用す るので、症状をかなり和らげることができます。
抗がん剤 水分摂取 なぜ?
また抗がん剤によりがん細胞が破壊された物が血液中に放出されると腎臓に負担がかかる こともあります. 治療後は水分を十分補給し,尿意を我慢せず尿量を増やすことで,薬剤の排泄を遅延させないよう にし,がん細胞が破壊された物の排出を促し,腎臓への負担を軽くすることが大切です.