抗生物質とは細菌を殺す薬です。 抗生物質を使うべき細菌感染症は、細菌性髄膜炎、細菌性肺炎、溶連菌感染症、百日咳、大腸菌などによる膀胱炎、とびひ、マイコプラズマ感染症(これは厳密には細菌感染症ではありませんが)などなど・・・・。
何にでも効く抗生物質?
抗生物質は何にでも効くわけではありません。 抗生物質は種類ごとに効く細菌が決まっており、効かない細菌には全く効果がありません。
風邪 なぜ抗生物質?
風邪の原因はほとんどがウイルス 病原微生物に感染した場合は抗生物質による治療が必要になりますが、ウイルス感染には抗生物質は必要ありません(※ウイルス感染による風邪でも、細菌感染を合併している場合は抗生剤の投与が必要になります)。
抗生物質は何からできているか?
抗生物質(抗菌薬)とは 歴史上もっともよく知られている抗生物質といえば、アレクサンダー・フレミングが青カビから偶然発見したペニシリンです。 カビは天然のもの、つまり自然界に存在するものですが、天然のものから作られたものを抗生物質といいます。 一方、抗菌薬はいろいろな物質を化合・結合させて作ったものです。
抗生物質 いつ使う?
抗生物質を使うことがもっとも多いのは、のど・鼻・気管支など呼吸器系の感染症です。 ぼうこう炎など尿路系の感染症や、蜂窩織炎【ほうかしきえん】など手足の感染症も多いです。