感音性難聴は、音を感じ取る内耳やそれより内部の聴神経など「感音器(かんおんき)」と呼ばれる部分の障害によって起こる難聴です。 感音器に障害が起こってしまう原因としてあげられるのが、加齢や病気、騒音などです。
感音性難聴の原因は?
加齢性難聴は音を感じる部位が障害される感音難聴です。 主な原因は、加齢によって、蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受け、その数が減少したり、聴毛が抜け落ちたりすることです。 有毛細胞は、音を感知したり、増幅したりする役割がありますので、障害を受けると、音の情報をうまく脳に送ることができないのです。
感音の読み方は?
感音性難聴(読み)かんおんせいなんちょう
感音性難聴の症状は?
突発性難聴同様に、ある日、突然発症しますが、低音域だけが聞き取りにくくなる難聴です。 他に耳に水が溜まったような感覚、低い音の耳鳴り、声が響いて聞こえるなどの特徴があります。 睡眠不足、慢性的な疲れ、風邪などが原因で起きます。
急性感音性難聴の原因は?
明らかな原因もないのにある日突然、急に聞こえが悪くなる病気です。 多くの場合、片耳だけに起こります。 全く聞こえなくなる重度なものから、耳が詰まった感じ(耳閉感)のみの軽度なものまでさまざまなタイプがあります。 ウィルス感染や、内耳の血流の循環障害などが原因ではないかと言われておりますが、現時点では原因不明な疾患です。