カリウムを摂りすぎると、手指や唇のしびれ・全身がだるい・不整脈などの症状が現れ、心臓が止まってしまう原因にもなります。 カリウムを多く含む食品(果物・野菜・芋類・干し物等)や蛋白質の摂りすぎには特に注意が必要です。
1日にカリウムはどのくらい?
カリウムの1日の摂取基準量 日本人の食事摂取基準(2020年版)では、体内のカリウム平衡を維持するために適正と考えられる値を目安量として設定しています。 18歳以上男性では1日2,500㎎、女性では2,000㎎です。
透析 カリウムどのくらい?
『慢性腎臓病(CKD)~慢性腎不全(CRF)~ 透析と食事療法(1)』で表に示したように、透析患者さまの食事摂取基準でカリウム摂取は1日2,000mg以下とされています。
カリウムは1日何グラムまで?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、カリウムの摂取目安量は成人男性で2,500mg/日、成人女性で2,000mg/日です。 ただし、腎機能が正常でカリウムのサプリメントや薬剤を服用していなければ過剰摂取になるリスクは低いため、過剰摂取を防ぐための耐容上限量は定められていません。
カリウム制限 どのくらい?
血清カリウム値5.5mEq/L以下を目標に1日カリウム摂取量を1500mg以下に制限します。 なお、カリウムは細胞の中に存在し、水やお湯に溶けるので、野菜などは小さく切って「湯でこぼし」「流水にさらす」などを行い、カリウム成分を少しでも除くことができます。