カルシトニンは骨吸収抑制作用に加えて、顕著な鎮痛作用を有し、痛みの改善により、骨粗鬆症患者のQOLを広汎に改善させる。 カルシトニン、破骨細胞の働きを抑え、骨吸収を抑制して相対的に骨形成を亢進させることで、骨量を回復させる。 骨吸収抑制による骨量増加作用だけではなく、骨粗鬆症に伴う疼痛の改善効果が認められている。
骨粗鬆症の治療目的は?
骨粗鬆症治療の目的は、骨強度を高めて骨折を防ぎ、QOL(生活の質)を保つことです。 骨量(骨密度)の減少具合によりますが、治療法の中心は主に薬物治療で、食事療法と運動を並行して行っていきます。 既に骨折している場合は、骨折箇所をギプスで固定、必要であれば手術で治療しながら薬物治療を行います。
続発性骨粗鬆症の原因は?
続発性骨粗鬆症の原因として、副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)、性腺機能低下症、クッシング症候群などの内分泌の病気や、関節リウマチなどがあります。
骨粗鬆症の原因は?
加齢に伴って骨の量は減少します 若い人でも極端なダイエットや運動不足、ステロイド剤の服用などの影響で骨粗鬆症になることもあります。 長年の生活習慣(喫煙、アルコール・カフェインの多飲、日照不足など)が原因となることから、生活習慣病との関連も重要と考えられています。
原発性骨粗鬆症の原因は?
原発性骨粗しょう症 原発性骨粗しょう症とは、原因となる明らかな疾患などがなく、主にエストロゲン欠乏や加齢によって引き起こされるもので、骨粗しょう症全体の約90%を占めています。