血中のカルシウム濃度は血液のpHによって左右されますが、血液がアルカリ性に傾くと低カルシウム血症となり、テタニーがおこります。 この場合、最も多いのが過呼吸症候群で、過呼吸によって血液のアルカリ性が高まり(アルカローシス)、テタニーが起こります。
カルシウム低下 なぜ?
カルシウム濃度の低下は、副甲状腺の問題や、食事、腎疾患、特定の薬剤などが原因で発生します。 低カルシウム血症が進行すると、強い痛みを伴う筋肉のけいれんがよくみられ、そのほかに錯乱、抑うつ、忘れっぽくなる、唇や指や足のチクチク感、筋肉のこわばりと疼きなどの症状が現れることもあります。
テタニーのカルシウム値は?
血清カルシウム濃度が7mg/dL未満(1.75mmol/L未満)の重度の低カルシウム血症は,反射亢進,テタニー,喉頭痙攣,全身痙攣を引き起こす場合がある。
テタニーの原因は?
原因 テタニーは、低カルシウム血症や低マグネシウム血症などの電解質のバランスが崩れた状態が原因で起こります。 こうした電解質のバランス異常は、さまざまな病気を基盤として生じることがあります。 たとえば、副甲状腺機能低下症を例に挙げることができます。