喀痰は唾液などの口腔成分が混入しやすいため、患者に採取法をよく説明し、最大限の協力を得ることが必要である。 雑菌混入をさけるため、必ず専用の滅菌容器を使用する。 喀痰採取後ただちに検査を行うことが望ましいため、外来患者の場合はできるだけ来院時に採取させる。
喀痰検査 いつの?
① なるべく起床時に採取してください。 ② 初めにうがいをして口の中をきれいにします。 深く息を吸って強いせきとともに痰を指定の容器に出します。
喀痰検査 何日分?
専用容器へ3日分採取していただきます。 基本的には3日連続の採取が好ましいですが、1〜2日程度間が空いても大丈夫です。 1週間を目安に3日分の採取を終えてください。
喀痰検査 なぜ?
喀痰細菌検査は、痰の中に細菌が含まれているかどうかを調べる検査です。 肺炎の原因菌の確定や結核の証明など、呼吸器感染症の診断のために痰をとり、培養して検査を行います(喀痰培養)。
喀痰検査 朝 なぜ?
これは、寝ている間に気道にたまった喀 痰が排出されるためです。 喀痰があまり出ない場合には、起床直後に採痰するようにしてくださ い。 ・ すぐに提出できない場合、喀痰は採痰容器に入れ冷蔵庫(4℃)で保存してください。 ・ 冷蔵庫で保存しても1日が限度です。