・ 起床後日常生活を開始したときに喀痰は多く出ます。 これは、寝ている間に気道にたまった喀 痰が排出されるためです。 喀痰があまり出ない場合には、起床直後に採痰するようにしてくださ い。 ・ すぐに提出できない場合、喀痰は採痰容器に入れ冷蔵庫(4℃)で保存してください。
喀痰検査 いつ行う?
喀痰検査において注意すべきこと 喀痰採取後ただちに検査を行うことが望ましいため、外来患者の場合はできるだけ来院時に採取させる。 培養に適した喀痰か肉眼的外観を観察し、唾液様の痰は検査に不適切であることを説明し、再提出を促す。
痰の検査で何がわかる?
①喀痰細菌検査 喀痰に混じっている細菌や真菌など、 肺炎や気管支炎の原因になっている菌を調べます。 この検査には喀痰をスライドガラスに塗って 顕微鏡で観察する塗沫検査と、喀痰の中の菌を 培養して菌の種類を調べる培養検査があります。 培養検査は一般の細菌は 3~5 日、結核菌は 発育が遅いため 6 週間ほどかかります。
痰 検査 何日?
基本的には3日連続の採取が好ましいですが、1〜2日程度間が空いても大丈夫です。 1週間を目安に3日分の採取を終えてください。 採痰後は内ブタを剥がし、キャップをはめよく振ってください。
喀痰培養 結果 いつ?
結果が出るまで通常2~4日くらいですが、結核菌は多くの日数を要します。 培養で感染症の原因菌が認められた場合、どのような薬剤が効くかを調べます。 最新の自動機器で測定し、得られた成績は臨床検査技師の確認のもと、臨床医に報告されます。