1905年11月、神戸市を中心に始まった狂犬病の流行は兵庫県下に広がって約3カ年に及び、この間4,000人以上の咬傷被害者と45名の狂犬病死亡者を出した。 流行の発端は猟犬を伴って岡山地方から来た猟師が宿泊した家の飼いイヌであったといわれている。
狂犬病 義務化 いつから?
日本では1950年に「狂犬病予防法」が制定され、飼い犬の登録と狂犬病予防注射が義務化された。 違反した場合、20万円以下の罰金が科されるが、近年は注射率の低迷が続いており、2013年度は登録頭数の72.6%しか、接種が行われていなかった。
狂犬病 流行 いつ?
日本でも江戸時代中期以降狂犬病の流行が繰り返し見られ、第1次世界大戦、関東大震災などの混乱期に発生件数の増加がみられました。 野犬対策、ワクチン接種などの実施により1935年頃にはかなり減少し、15件以下となりました。 しかし、第2次世界大戦後の混乱期に再び増加し1949年に76件、1950年には54件発生しました。
狂犬病 水が怖い 何故?
狂犬病は「恐水病」などとも呼ばれますが、これは神経が過度に過敏になる結果、患者が水を飲もうとすると、水の刺激で反射的に強い痙攣が起こり、水が飲めなくなるため、患者が水を飲むことを恐れることによるものです。