1894~95年にかけて長崎県全域に狂犬病の流行が広がり、狂犬病による死者は21名となった。 その後、狂犬病はさらに九州全域に広がり、流行は1902年まで続いた。 この狂犬病流行に際して、当時の長崎病院内科医長栗本東明が、1895年に日本で最初のパストゥール法による曝露後免疫を行った。
狂犬病ウイルス いつから?
日本の狂犬病 国内での感染は1956年にヒトとイヌで、1957年にネコで確認されたのが最後であるが、帰国者や入国者からの確認は散発している。
狂犬病 義務化 いつから?
日本では1950年に「狂犬病予防法」が制定され、飼い犬の登録と狂犬病予防注射が義務化された。 違反した場合、20万円以下の罰金が科されるが、近年は注射率の低迷が続いており、2013年度は登録頭数の72.6%しか、接種が行われていなかった。