老化に伴って起こる心身の一連の退行的な変化。 記憶力・記銘力や視力・聴力・体温調節などの生理機能の低下、足腰の弱ることなど。
老化現象は何歳から?
“老化”とは加齢に伴って生体機能、例えば筋力、神経伝導速度、肺活量、病気に対する抵抗力などが低下することです。 年齢にともなうこのような機能低下は、一般に生殖年齢に達したあとに始まり、人によって早い遅いはありますが誰にでも起こります。 ヒトでは20歳から30歳以降に始まります。
加齢 何が起こる?
心臓や肺、腎臓といった機能はバランスが崩れると、年齢と共に調和を取り戻すのに時間がかかることがあります。 また、何らかの病気がある場合は、バランスが崩れやすく注意が必要になります。 また、加齢と共に歯の欠損や消化液の分泌が低下しますので、便秘に傾きやすくなります。
加齢 どうなる?
骨格系 骨量や骨密度の低下による骨粗鬆症や骨折、関節液減少や滑膜の弾力低下による関節炎を引き起こし、寝たきりとなる方も少なくありません1)。 このほかにも、視力の低下や聴力の低下など、高齢者には様々な身体の影響が出てくるのです。
高齢者とはどんな人?
まず、高齢者とは? 世界保健機構 WHO の定義では、65 歳以上の者となっています。 日本では、65~75 歳が前期高齢者、75 歳以上が後期高齢者となっています。 ただし、 2017 年 1 月 5 日、日本老年学会と日本老年医学会は、「高齢者」の定義を 75 歳以上に 引き上げるべきだと提言しました。