涙を作っているのは、耳寄りの上まぶたの奥にある「 涙腺 るいせん 」というところです。 涙腺から分泌される涙には 結膜 けつまく (白目の部分)の表面から分泌されるムチンという粘液や、まぶたのマイボーム腺というところから分泌される油性の液体や 副涙腺 ふくるいせん から分泌される液体も含まれています。
涙は何で作られる?
涙は何からできているのでしょう。 実は、涙のもとは血液。 涙は血液から赤い色(ヘモグロビン)などを抜いた血漿(けっしょう)といわれる透明な液体からできています。
涙点 どこ?
涙点は上下のまぶたの鼻側(目頭〈めがしら〉)にあり、涙の排出口としての役割を担っています。 涙点から吸引された涙は、涙小管〈るいしょうかん〉、涙嚢〈るいのう〉、鼻涙管〈びるいかん〉を通って鼻の奥に流され、さらにそこから喉へと流れていきます。 これら涙の排出経路を「涙道〈るいどう〉」といいます。
涙 目尻 目頭 どっち?
こうした言葉から、涙は目頭のあたりから分泌される、と思っていませんか。 しかし、涙が分泌される「涙腺」は、目頭ではなく、目尻の近く、まぶたの上の方にあります。
左目だけ涙が出る なぜ?
結膜炎による炎症で涙が出る 症状としては、涙目、目やに、目のゴロゴロした感覚、充血などがあります。 中でも細菌性やウイルス性の結膜炎では、片方の目にだけ発症し、片目から涙が出ることもあります。