こたえ:雲から放出された電気の通り道が高温になるからです。 「かみなり」とひとくちに言っても、光だけの「雷光」「稲妻」と、ゴロゴロという音だけの「雷鳴」、光と音が観測される「雷電」があります1)。
雷はなぜ下に落ちるのか?
雷の正体は、積乱雲(入道雲)の中で発生した電気です。 ふつう、雲がうかんでいる空気は電気を通さないのですが、雲の中にとどめておけないほど大量の電気がたまると、空気中を電気が通って地表まで届くのです。 このように、雲から地表へ電気をにがす(放電する)現象を「落雷」とよびます。
雷 下から上 なぜ?
大きな粒の方が重たいので、雲の下の方に移動し、小さな粒は上昇気流によって雲の上の方に移動します。 そのため、雲の下の方では負の電荷が、雲の下の方では正の電荷が集まります。 また雲底に集まった負電荷によって、大地では正電荷が誘導されます。 これを「静電誘導」と言います。
雷なぜ発火?
― ちなみに、雷で火災が起こるのはどうしてですか? 「雷には、電流が流れ込む場所を探すという性質がありますが、電流の逃げ道がなかった(うまく地面に電流が流れなかった)場合、近くのものに放電して熱や火花を発生させます。 この火花の温度は非常に高いため、発火することがあるのです。
雷がなってから何秒?
「雷までの距離(m)=光ってから雷鳴が聞こえるまでの時間(秒)×340(空気中で音が伝わる速さ)」で求めることができます。