家屋に落雷した場合、電流は壁を伝って地面に流れます。 その際、家電や天井、壁などの近くにいると放電流「側撃雷」を受ける危険があるそうです。 外出中に木の下で雨宿りをしていて雷に打たれるのも「直撃雷」ではなく、いちど木に落ちた雷の再放電による「側撃雷」によるものです。
雷落ちたらどうなる 人?
直撃 人体が落雷の主電流に直接打たれることを言います。 多くの場合は大電流が体内を流れるため、死亡する可能性は極めて高く、落雷の直撃を受けた場合の死亡率は約70~80%(雷撃後に、何も処置しなかった場合は約90%)であることが、統計結果や動物実験から推定されています。
雷が落ちたらどうするか?
姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。 雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。 なお、保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりしていると、地面に接触している身体の部分に、しびれ、痛み、ヤケドが発生し、ときには歩けなくなることがあります。
雷 どこにいればいい?
屋内に流れ込んだ電気による感電を防ぐため、壁や天井、水道管や窓などの金属部分、コンセントや照明・電話・テレビなどの電気機器から1m以上離れた場所が安全です。 商業ビルなどであれば壁から離れたところ、一般の住宅であれば部屋の真ん中あたりが安全です。
雷に打たれたらどうする?
雷に打たれたときの手当て どんなに軽傷に見えても、落雷にあった人に対する処置は感電のときと同じです。 すぐに救急車を呼び、次に意識、呼吸、脈拍をチェックしましょう。 そして、呼吸停止、心停止におちいっていれば、ただちに心肺蘇生法を開始します。