胎児心拍が見えない状態での流産率は一般的に約15-18%前後(8人に1人程度)とされていますが、胎児心拍が見えた後での流産率は約2−3%と大幅に低下するため、今後開始される妊婦健診に一定の目途がつき、安心できる状態になります。
死産 何人に一人?
一方、厚生労働省令では「妊娠12週(4カ月)以降の亡くなった赤ちゃんの出産」を死産と定義しており、2016年には2万934件あった(厚生労働省人口動態統計)。 出生数が97万6978件ということを考えると、50人に1人以上の割合だ。 予測がつかず、突発的に起きることも多い。
流産 何週目 割合?
流産がみられる時期は、全体の約70%以上が超音波検査で胎児心拍が確認できる前の妊娠初期(妊娠6~7週未満)で、その頻度は妊娠週数が進むにつれて減少します。 胎児心拍確認後に流産となるのは約5%、妊娠12週以降22週未満の後期流産は全妊娠の1.5%程度とされています。
自然流産 何パーセント?
自然流産は全妊娠の 8 ∼ 15%くらいの割合で起こる、比較的多い症例です。 妊娠 12 週までの流産を「早期流産」、妊娠 12 週以降 22 週未満の流産を「後 期流産」といい、ほとんどが妊娠 12 週までの早期流産です。
稽留流産 いつごろ?
1週間の間隔では測定や見え方の違いによる誤差があると考え、相対的に2週間の停滞を認めた場合は稽留流産と診断できる。 たとえば、初診時に子宮内膜内に胎嚢があり、卵黄嚢もなんとなく描出されるが、胎芽と、その心拍が見えない場合。 最終月経からの週数はともかく、絶対的に妊娠5週相当の超音波所見である。