馬銜が作られてから数百年後に誕生したのが「鞍」(くら)で、人体と馬の背中との直接的な摩擦を避け、楽に乗るための座席として考案されました。 紀元前7~4世紀頃には、現在の鞍の原型が完成したとのことです。 また、紀元前1500年前後には馬が戦闘に用いられるようになります。
馬具 いつから?
日本列島では古墳時代の4世紀後半から5世紀にかけて家畜化された馬が伝来し、馬具も日本列島へもたらされた。 古墳時代には古墳の副葬品として馬骨や馬歯とともに金属製の馬具が出土しており、中には馬具を装着したまま埋葬された馬遺体も見られる。
馬具 何時代?
全国の古墳や横穴など、古墳時代の埋葬施設からしばしば出土 する遺物の一つに、 馬具がある。 馬具というのはその名の通り、 馬につける道具のことだ。
鐙 発明 いつ?
鐙のルーツは西晋時代の中国もしくは満州に在り、確認できる最古の物は各々302年と322年に埋葬された鮮卑と東晋の墳墓から出た陶馬俑であり、実物として最古の物は北燕貴族の馮素弗の副葬品である。 そのため鐙が発明されたのは西暦290~300年頃とされる。
乗馬の発祥は?
もともとは、ユーラシア大陸の草原地帯の民族の間で発達したものと考えられる。 馬を自由に操る馬術は、騎馬戦のための技術として発達してきた。 銜(はみ)・鞍・鐙などの馬具の発明も馬術の発達に役立った。 紀元前1400年ころヒッタイトのキックリによって馬術書が書かれた。