ば‐てい【馬×蹄】 馬のひづめ。
馬 蹄 なんで?
蹄鉄は蹄の破損を防止し、摩耗を防ぐために用いられる。 野生の馬と異なり、家畜の馬は蹄が弱くて摩耗してしまう(詳しくは後述)。 これを避けるために蹄鉄が考案された。
蹄 なんで?
馬は草原に暮らしている草食動物です。 食事は目の前にある草を食べればよいので、ものを掴んだりする機能は必要ありません。 足の目的はもっぱら天敵である肉食動物から逃げるために「速く走る」こと。 そうした生存戦略をとって進化してきたのがヒヅメなんですね。
馬の蹄ってどうなってるの?
馬の蹄は前方より蹄尖(ていせん)、蹄側(ていそく)、蹄踵(ていしょう)に分けられます。 このうち蹄尖と蹄側は蹄壁(ていへき)が厚く、蹄の内部も蹄骨が葉状層によって蹄壁と強く結合しているため硬い構造になっています。 対して、蹄踵は蹄壁が薄く内部は蹄軟骨や跖枕(せきちん)といった軟らかい組織からできています。