馬の蹄は前方より蹄尖(ていせん)、蹄側(ていそく)、蹄踵(ていしょう)に分けられます。 このうち蹄尖と蹄側は蹄壁(ていへき)が厚く、蹄の内部も蹄骨が葉状層によって蹄壁と強く結合しているため硬い構造になっています。 対して、蹄踵は蹄壁が薄く内部は蹄軟骨や跖枕(せきちん)といった軟らかい組織からできています。
馬 削蹄しないとどうなる?
蹄(ひづめ)は馬や牛などの爪の一種である。 家畜の場合、数週間おきに蹄を削って形を整え削蹄(さくてい)する。 そうしないと歩くことも不自由になり、爪の病気になることもあるからだ。
馬の爪 なぜ?
【蹄(ひづめ)は第二の心臓】 それを下肢の筋肉が心臓に戻す補佐を行っています(筋ポンプ作用といいます)。 馬も同様に足の筋肉を使って血液を心臓に戻す必要がありますが、それを担っているのがヒヅメです。
蹄鉄 いつから?
中世以降 500年ごろには金属を釘で蹄に直接打ち付けた形跡があり、900年頃には、はっきりとした記録が現れます。 さらに時代は下って11世紀になると、青銅製の釘打ち蹄鉄が普及します。 鉄製の蹄鉄が用いられるようになるのは、12世紀に入ってからのこと。