近年、「肺の生活習慣病」として注目されている病気が「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」です。 COPDとは、これまで「慢性気管支炎」や「肺気腫」とよばれていた病気の総称で、たばこの煙などに含まれる有害物質を吸い込むことで、肺や気管支が障害を受ける病気をいいます。
呼吸器症状とは何か?
こきゅうき‐しょうじょう〔コキフキシヤウジヤウ〕【呼吸器症状】 咳 せき ・ 痰 たん ・胸痛・呼吸困難・喘鳴・チアノーゼなどの症状。 感冒・インフルエンザ・百日咳・肺炎・喘息などさまざまな疾患によって引き起こされる。
肺気腫で死にますか?
・厚生省の人口動態統計(1996)によると、COPDによる死亡者は、約1万2千人です。 また、65歳以上の慢性気管支炎および肺気腫による死亡率は約1万人となっています。
COPD どんな状態?
肺が傷んで息切れが起こる このように、COPDは細気管支炎や肺気腫により、肺の空気がうまく吐き出せなくなり、その結果酸素不足を起こし、息切れを起こす病気です。 肺の中にある肺胞は酸素と二酸化炭素の交換をしています。 COPD では肺胞が壊れて弾力性を失い、また、気管支に炎症が起こり、気管支の内腔が狭くなります。
喘息は慢性の呼吸器の病気ですか?
気管支喘息(ぜんそく)とは 小児の約9~11%、成人の約9~10%に認められる、アレルギー性炎症の関与が大きい呼吸器の慢性の病気です。