上咽頭への細菌やウイルスの感染、体の冷え、疲労、ストレス、空気の乾燥、口呼吸や鼻炎や副鼻腔炎に伴う後鼻漏(鼻水がのどにおりてくること)によって上咽頭に炎症が起こり、これが慢性化することによって慢性上咽頭炎が発症する場合があります。
慢性上咽頭炎って何?
慢性上咽頭炎とは? さまざまな原因により起きた急性炎症の状態が落ちついても、上咽頭の免疫反応が高ぶる状態が残り、さまざまな症状を引き起こすことがあり、これを慢性上咽頭炎といいます。 急性炎症のときは感染に伴い、単球や好中球が増えますが、慢性炎症のときは正常のときと同様にリンパ球が多く存在しています。
慢性上咽頭炎 何回?
慢性上咽頭炎治療の目安としては週1回治療を10回~15回(3か月程度)行うことをおすすめします。 なお、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎など鼻疾患を合併している方は、他の鼻疾患の治療も並行して行います。
慢性上咽頭炎 どれくらいで治る?
目安として、慢性上咽頭炎の方には週1回の治療でまず10回~15回継続をお勧めしています(慢性の病的炎症を起こした上咽頭粘膜が正常化するには、少なくとも3ヶ月程度を要すると考えられています)。
上咽頭炎は何科?
耳鼻いんこう科を受診しましょう。 上咽頭炎の根本的な治療である、上咽頭擦過治療※(Epipharyngeal Abrasive Therapy:EAT)をおこなっている耳鼻いんこう科を受診すると良いでしょう。