満月様顔貌とは、中心性肥満の一種です。 体幹の中心部や顔に脂肪が沈着してしまう症状です。 ステロイド剤の長期に渡る大量使用や、副腎皮質ホルモンの分泌グルココルチコイドの過剰が原因です。 喘息の治療薬プレドニゾロンなどのステロイド剤の副作用としても、ムーンフェイスはよく知られています。
満月用顔貌 ステロイド なぜ?
満月様顔貌は、ステロイドの副作用の中でも、特徴的な外見上の変化の1つです。 顔に脂肪がつき、丸くなることから「ムーンフェイス」と呼ばれます。 頻度も高く、投与開始後比較的早い時期から出現します。 ステロイドを投与すると、体内のコルチゾールが増えるのと同じことになり、糖新生が亢進されます。
満月様顔貌の原因は?
満月様顔貌(まんげつようがんぼう)とは、顔に脂肪が沈着して満月のように丸くなった状態のことである。 ムーンフェイスともいう。 副腎皮質ホルモンの過剰分泌、もしくは副腎皮質ホルモン製剤の過剰投与によって引き起こされる。
満月様顔貌の疾患は?
副腎皮質ステロイドホルモンの1つであるコルチゾールというホルモンが過剰に分泌され、満月様顔貌や中心性肥満など特徴的な症状を示す病気をクッシング症候群といいます。 このコルチゾールは生きて行くのに不可欠なステロイドホルモンで、下垂体から出てくるACTHというホルモンによって促進されます。
副腎の役目は?
副腎は血圧、血糖、水分・塩分量などの体内環境を常にちょうど良い一定の状態に保つためのホルモンをつくっています。 これらのホルモンは生命の維持に不可欠ですが、多すぎても少なすぎてもいけません。