それは、ネコの目には網膜の後ろにタペタムという反射板が付いているからなのです。 網膜の視神経を刺激しながら入ってきた光を反射し、網膜に返すことで、わずかな光を2倍にして、暗いところでも鮮明に見えるようになっています。
猫 暗いところ どう見える?
猫の網膜の裏側には、人間にはないタペタム(輝膜)と呼ばれる反射板のようなものがあり、光をはね返すことができます。 はね返された光を網膜に送ることで、わずかな光が2倍になり、暗闇でもよく目が見えます。 さらに、猫の網膜にはグアニンという物質が多く含まれています。
猫の目光る 何のために?
猫の目には、光の少ない環境で物を見るときに働く細胞(杆体細胞)が人間の約6倍もあるため、網膜に直接あたる光と、タペタムによる反射光とで光を増幅させることにより、暗闇の中のわずかな光でも視覚の感度を上げ、周囲を見ることができます。
猫の視力はどのくらい?
猫の視力は人間の10分の1程度、およそ0.1〜0.2といわれています。 ただし、物を正確に識別できる距離は10m先くらいまで。 解像度も低いため、静止している物は霞んで見えるようです。 猫が見せる首を傾げる仕草は、物を見ようとして角度を変えていると考えられています。
猫が見えない色は何色?
まとめると「色を認識する器官の数が人間とは違うため、猫の色覚では赤色を感じず、青や黄、緑の光しか見えない」んです。