猫が何もない場所をじっと見つめる理由 飼い主が声をかけても応じずに何かを集中して目で追っていたり、何もない場所に飛びかかって何かを捕まえようとしたり。 もしかして人間の目に見えない何かが見えているのでは?という考えが頭を過るかもしれないが、結論から言うと、実はその通りなのである。
猫が何もないところを見ている?
前述の通り、猫の視力はあまり良くありませんが、その一方で紫外線を視覚的にみることができると考えられています。 それで、例えば日差しがあるような方向を愛猫が見つめている場合には、紫外線を見つめているとも考えられます。 この行動も、人間からすると何もないところを見つめているように見えることがあります。
猫がどこかを見る?
「猫はもともと狩猟する動物のため、獲物をじっと見つめて観察し、狩猟するタイミングを見計らう習性があります。 一点を見つめるのは、こういった習性から来るものと思われます。
猫は何かが見えている?
暗い中でもわずかな光が見える猫 網膜の裏には、人間にはないタペタム(輝膜)があります。 これは、反射板のような役割をもちわずかな光を増幅させることができるため、暗闇でも目が見えるのです。 また猫の目が暗い場所で光って見えるのは、網膜に含まれたグアニンという物質によるものと考えられています。
新生児 何もないところを見る?
日本の大学研究チームによって、乳児の視界は光に敏感で、大人の視界より細かいディテールまで見えているのだとわかってきました。 研究者によっては、何もない場所をジッと見ているのは「目に入る情報を頭に入れるために考え込んでいるためだ」という人もいると言います。