まとめると「色を認識する器官の数が人間とは違うため、猫の色覚では赤色を感じず、青や黄、緑の光しか見えない」んです。
猫は何色に見えている?
色の感覚は、目の「網膜」という器官にある細胞がつかさどっています。 この細胞が、人間には3種類、猫には2種類あり、人間に「赤・青・緑」の3つの色が見えるのに対して、猫には「青・緑」の2つの色が見えていると言われています。
猫はどう見える?
猫の視力は人間の10分の1程度、およそ0.1〜0.2といわれています。 ただし、物を正確に識別できる距離は10m先くらいまで。 解像度も低いため、静止している物は霞んで見えるようです。 猫が見せる首を傾げる仕草は、物を見ようとして角度を変えていると考えられています。
猫の視覚は?
猫の前方向への視野は250度前後で、人間の180〜200度よりも若干広いです。 左右の目で立体的に認識できる両眼視野が120度で、これは人間と同じぐらいです。 視野が広い動物の代表である馬の視野が350度であることと比べると、猫の視野は動物界では狭い方です。
猫は何色が嫌い?
猫は黒色が嫌いです。 なぜ嫌いなのでしょうか。 その理由の一つは、黒がカラスを連想させる色だからです。 カラスといえば猫の天敵です。