猫は人間や犬と違い「鼻呼吸」をすることが普通の動物です。 口を開けて呼吸をしている場合、非常に苦しい症状であることが多く危険なサインとも言えます。 口を開けていれば異常に気づきやすいかもしれませんが、口を閉じていても呼吸回数が速かったり苦しそうに肩で呼吸をすることは開口呼吸の一歩手前の段階です。
猫の息の音は?
猫が鼻づまりを起こしている場合は、呼吸するときにブーブーと聞こえたり、ピーピーと音が鳴ったりします。 また、ゴロゴロと喉を鳴らす音に似ている場合もあるようです。 しかし、音だけで判断するのは難しいので、喉の辺りを触ってみましょう。 喉が震えていなければ、鼻づまりを起こしている可能性があります。
猫の呼吸を楽にする方法は?
酸素室の中にペットボトルを入れるときには、タオルなどでくるんであげると良いでしょう。 対症療法として、気管支拡張剤や鎮咳(ちんがい)剤、去痰(きょたん)剤、ステロイドを含む抗炎症剤などを使用して呼吸が楽になるような薬物療法を行います。 息苦しいという自覚症状を緩和させるために鎮静剤を使用する場合もあります。
猫の最後の呼吸は?
どんな病気の猫でも最期は息が苦しくなることがあるようなので、猫の呼吸が鼻呼吸から口呼吸に変わってきたら、なるべくそばにいてあげるようにしましょう。 酸素室にいれたり酸素ボンベを使うと、猫の呼吸も少し楽になるようです。 動物病院でレンタルすることも可能なので借りられる場合には借りておいた方がよいかもしれません。
猫の喘息みたいな咳は?
人の喘息と同じように、突然、発作的な咳をしたり、呼吸困難を起こしたりしますが、原因ははっきりとしないことが多いです。 タバコの煙、ハウスダスト、芳香剤、花粉、病原体などが関与しているのではないかと考えられています。 重度の呼吸困難を起こす場合は、救急管理が必要になります。 鼻の粘膜が炎症を起こしている状態のことです。